イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いは、英語学習者にとって注意すべきポイントのひとつです。
英語と一口に言っても、地域によって発音からスペルまで全く異なります。
でも、ご安心ください。
この記事では、イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いを詳しく解説します。
例えば「colour」と「color」、「centre」と「center」など、日常生活で頻繁に使われる単語の違いを理解することで、よりネイティブに近い英語脳が手に入りますよ。
どちらのスペルも正しく、目的や文脈に応じて使い分けることが大切です!続きを読み進めて、具体的な違いを学んでみましょう。
イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違い【すべてで10個】
以下で、代表的な10個の違いを解説します。
スペルの違い①:イギリス英語「-our」 vs アメリカ英語「-or」
イギリス英語では「-our」で終わる単語が、アメリカ英語では「-or」に変わります。
- colour(イギリス) vs color(アメリカ)
- honour(イギリス) vs honor(アメリカ)
- flavour(イギリス) vs flavor(アメリカ)
- labour(イギリス) vs labor(アメリカ)
- neighbour(イギリス) vs neighbor(アメリカ)
この違いは、特に日常的に使われる単語でよく見られます。由来は、アメリカがスペルを簡略化したことにあると言われています。
スペルの違い②:イギリス英語「-re」 vs アメリカ英語「-er」
イギリス英語の「-re」で終わる単語は、アメリカ英語では「-er」となります。
- Centre(イギリス) vs Center(アメリカ)
- Theatre(イギリス) vs Theater(アメリカ)
- Metre(イギリス) vs Meter(アメリカ)
- Litre(イギリス) vs Liter(アメリカ)
- Fibre(イギリス) vs Fiber(アメリカ)
特に建物や場所に関連する単語でよく見られる違いです。この違いも、アメリカがスペルを簡略化したことに由来します。
日本の英語教育では「-er」で教える先生が多いのではないでしょうか。
スペルの違い③:イギリス英語「-ce」 vs アメリカ英語「-se」
イギリス英語の「-ce」は、アメリカ英語では「-se」に変わります。
- defence(イギリス) vs defense(アメリカ)
- Licence(イギリス) vs License(アメリカ)
- Offence(イギリス) vs Offense(アメリカ)
- Pretence(イギリス) vs Pretense(アメリカ)
- Practice(イギリス) vs Practice(アメリカ)
この違いは、特に法律や行政用語で多く見られる傾向にあります。発音に基づいてスペルを変更した結果、アメリカ英語では「s」が使用されています。
スペルの違い④:イギリス英語「-ae/oe」 vs アメリカ英語「-e」
イギリス英語の「-ae」や「-oe」は、アメリカ英語では「-e」に変わります。
- Encyclopaedia(イギリス) vs Encyclopedia(アメリカ)
- Anaemia(イギリス) vs Anemia(アメリカ)
- Paediatric(イギリス) vs Pediatric(アメリカ)
- Oestrogen(イギリス) vs Estrogen(アメリカ)
- Amoeba(イギリス) vs Ameba(アメリカ)
この違いは、アメリカ英語がラテン語やギリシャ語の影響を減らし、スペルを単純化したためです。
イギリス英語を学びたいひとは、前者のスペルに慣れていきましょう!難しいけど…
スペルの違い⑤:イギリス英語「-yse」 vs アメリカ英語「-yze」
イギリス英語の「-yse」は、アメリカ英語では「-yze」に変わります。
- Analyse(イギリス) vs Analyze(アメリカ)
- Catalyse(イギリス) vs Catalyze(アメリカ)
- Paralyse(イギリス) vs Paralyze(アメリカ)
- Electrolyse(イギリス) vs Electrolyze(アメリカ)
- Dialyse(イギリス) vs Dialyze(アメリカ)
アメリカ英語は、ギリシャ語由来の動詞を「-yze」で統一しました。
スペルの違い⑥:イギリス英語「-ence」 vs アメリカ英語「-ense」
イギリス英語の「-ence」は、アメリカ英語では「-ense」に変わります。
- Defence(イギリス) vs Defense(アメリカ)
- Licence(イギリス) vs License(アメリカ)
- Offence(イギリス) vs Offense(アメリカ)
- Pretence(イギリス) vs Pretense(アメリカ)
この違いも、発音に基づいてアメリカ英語が変更した結果です。
スペルの違い⑦:イギリス英語「-ise」 vs アメリカ英語「-ize」
イギリス英語の「-ise」は、アメリカ英語では「-ize」に変わります。
- Organise(イギリス) vs Organize(アメリカ)
- Realise(イギリス) vs Realize(アメリカ)
- Recognise(イギリス) vs Recognize(アメリカ)
- Analyse(イギリス) vs Analyze(アメリカ)
- Socialise(イギリス) vs Socialize(アメリカ)
この違いは、ギリシャ語由来の動詞の綴り方に由来します。 アメリカ英語は一貫して「-ize」を使用し、イギリス英語はラテン語の影響で「-ise」を使用します。
スペルの違い⑧:イギリス英語「-ll」 vs アメリカ英語「-l」
イギリス英語で「-ll」は、アメリカ英語では「-l」に変わります。
- Traveller(イギリス) vs Traveler(アメリカ)
- Jewellery(イギリス) vs Jewelry(アメリカ)
- Fuelled(イギリス) vs Fueled(アメリカ)
- Cancelled(イギリス) vs Canceled(アメリカ)
アメリカ英語は二重子音を単純化する傾向があります。
「アメリカ英語=イギリス英語のスペルを単純化したもの」と覚えておけばOKです。
スペルの違い⑨:イギリス英語「-ogue」 vs アメリカ英語「-og」
イギリス英語の「-ogue」は、アメリカ英語では「-og」に変わります。
- Catalogue(イギリス) vs Catalog(アメリカ)
- Dialogue(イギリス) vs Dialog(アメリカ)
- Monologue(イギリス) vs Monolog(アメリカ)
この変更も簡略化の一環です。
スペルの違い⑩:その他(Miscellaneous)
その他にも、規則的なルールとは関係なしにスペルが異なるものがいくつかあります。それがこちら。
- Grey(イギリス) vs Gray(アメリカ)
- Mum(イギリス) vs Mom(アメリカ)
- Aeroplane(イギリス) vs Airplane(アメリカ)
- Aluminium(イギリス) vs Aluminum(アメリカ)
- Tyre(イギリス) vs Tire(アメリカ)
これらの違いも、発音や綴りの簡略化に由来します。
まとめ:どちらが「正しい」「間違っている」というわけではない【好きな方を勉強しよう】
イギリス英語とアメリカ英語には、それぞれの歴史と文化が反映されています。
どちらが「正しい」「間違っている」というわけではありません。
自分の目的や興味に応じて、どちらのスペルも学ぶことが重要です。 英語学習を楽しんでください。
日本にいながら本場のイギリス英語を学びたいという方は、当サイトの他の「イギリス英語」に関連した記事もご覧ください。
簡単にイギリス英語は習得できませんが、日本人でイギリス発音がペラペラだとカッコいいです。ぜひがんばってください。
オンライン英会話を使ってイギリス英語を習得したいなら、おすすめは「ELT英会話」です。
高学歴のイギリス人講師のみが在籍しており、本場のイギリス発音を自宅でいつでも体験できます。
今なら、ELT英会話の上質な体験レッスンが半額で受けられるので要チェックです。
\日本にいながらイギリス英語が学べる/