言語交換アプリの「Tandem」は英語の勉強に使えそうだけど、出会い系アプリのようで不安です…安全に使える方法を教えて欲しいです。
こんなお悩みを解決します。
- Tandemのサービス内容について
- Tandemで顔出しがバレない方法
- Tandemを実際に使った人々の口コミ
- 英語学習の効率を最大化するTandemの使い方
今回は、交換アプリとしてハロートークと一緒に紹介される「Tandem」について徹底解説します。
僕自身、2年以上タンデムを使っているので、実際に体験してわかったことなども共有しながら解説します。
はじめに:Tandemってどんなアプリ?
Tandemは2015年にヨーロッパで生まれたアプリ。
Tandemは2015年にヨーロッパで誕生した「言語学習者がネイティブスピーカーと交流するためのアプリ」です。
英語やスペイン語、フランス語などの世界中の言語に対応しており、アプリひとつで世界中の学習者と繋がれます。
マッチングするユーザー同士がお互いの母国語を教えあうため、相互にメリットのある仕組みです。
2021年時点で1,000万人以上のユーザーを抱えており、世界的に注目を集めている学習アプリとなっています。
安全性:Tandemは基本的に安全ですが、使い方次第で危険に…
最初に結論からお伝えすると、正しく使えばTandemは十分安全なアプリです。
そもそも、Tandemというアプリについて誤解されている方が一定数いますが、Tandemは出会い系アプリではありません。
公式からも「言語交換を目的としたコミュニケーションアプリ」と紹介されています。
「外国人の彼女が欲しい」などの目的で利用するつもりの方には申し訳ありませんが、TandemやHelloTalkはオススメできません。
ただし、みなさん自身がそんなつもりじゃなくても、相手がそういったことを目的としている変な人だったら困りますよね。しかし、そういった方は少数ですが実際にいます…
自分の身は自分で守るしかありません。
「変な人に話しかけられたら無視をする」「しつこくチャットしてくるならブロック・通報」など対策をお願いします。
計2年以上使ってきましたが、ほとんどのユーザーはまっとうに外国語を勉強している素晴らしい方々なので、そこまで心配する必要はありません。
ただし、漠然とTandemを使っていては、理想の言語パートナーは見つかりません。
当サイトでは言語交換アプリの上手な活用方法を多数紹介しています。アプリダウンロード後は、下記の記事を参考にしながら、英語学習を楽しんでください。
Tandemは無料で使えるの?【料金プランは計3つ】
Tandemは基本無料で使える言語交換アプリです。
「海外の人とチャット・通話したい」「言語を教え合う仲間が欲しい」といった目的で利用するのであれば、無料でも十分でしょう。
有料プラン(Tandem Pro)の料金プランは以下のとおり。
- 1ヶ月…800円(税込)
- 3ヶ月…1,400円(税込)(1ヶ月あたり467円)
- 12ヶ月…3,800円(税込)(1ヶ月あたり317円)
課金をすることで多くの特典があります。特に使える機能を厳選して5つ紹介します。
- 自動翻訳機能が使い放題
- 広告が消える
- プロフィールをトップに表示させられる
- プロフィールを見た人へメッセージを送れる
- 近く(自分の現在地)にいる人を探せる
まずは無料で使ってみて、より機能を増やしたいと思ったら課金してみてください。
口コミ:Tandemの良い評判と悪い評判
次に、Tandemの実際の口コミや評判を紹介します。良い評判と悪い評判をそれぞれ見ていきましょう。
Tandemの良い口コミ
Tandemを利用した人々による良い口コミとしては、以下のようなものがありました。
- 海外の人と簡単に話せる
- 無料で十分機能が使える
- 多くの人が話しかけてくれる
やはり、Tandemの最大の魅力は海外の人と簡単に話せる点だと言えるでしょう。
良いパートナーを見つければ、無料で英会話を楽しみながら練習できるのでコスパは最強です。
Tandemの悪い口コミ
一方で、悪い評判としては以下のようなものがありました。
- 詐欺っぽい人がいる
- 出会いを求めている人がいる
- 顔写真の必要性がわからない
Tandemを利用して詐欺まがいのことや、恋愛目的で利用している人が一定数います。
僕はこれまで詐欺系のアカウントに出会ったことはありませんが、出会ったばかりで他のSNSアカウント(WhatsAppやLINE)を聞いてきた人は数多くいました。
でも、大丈夫です。正しく対処すれば全然怖くありません。
前述したように、「変な人に話しかけられたら無視をする」「しつこくチャットしてくるならブロック・通報」等の対策をとることで安全に利用できます。
また、相手のアカウントを通報したらすぐに公式がBANしてくれるのも嬉しいポイント。こういったサービスは充実しているので、安心して始めてください。
3つ目の口コミの「顔写真の必要性がわからない」については、半分賛成で半分反対です。確かに、言語交換アプリのハロートークでは顔写真は出す必要がありません。
出会い系でもないのに顔写真が必要であるという点に関して不満を持つ人が一定数いるようです。ただ、顔が見えていない相手と話すよりも、見えている相手と話す方が安心感があると思います。なので、僕は顔出しには結局賛成って感じです。
ただ、中にはここまで読んでこのような思いが芽生えた人もいるのではないでしょうか。
①顔出し・本名ってのが嫌だな…
②日本の友達にバレたら嫌だな…
このようなお悩みを次の項目で解決します。
Tandemの顔出し・本名について
Tandemでは基本的に、顔出し・本名(下の名前)は必須です。
しかし、解決策もあるのでここで紹介しておきます。
顔写真を後悔したくない人向け
顔写真はできるだけ公開してもらいたいと思っています。
というのも、公式的なルールで「公開必須」と書かれているからです。
また、Tandemのアカウント作成の審査の際にも顔写真の提示が求められます。
Tandemではアカウント作成時に審査があり、そこで顔写真・本名の提示が必ず求められます。
審査は超簡単なので安心してください。
ただし、「本当にいやなんだ!」という方のためにも裏ワザも紹介しておきます。悪用厳禁ですよ。
それは「審査が認められた後に顔写真をすぐに変える」という方法です。
審査が認められれば顔写真を設定しておく必要は(一応)ないので、その瞬間に画像を変えれば誰にもバレません。
ただし、顔を出すことで地球のどこにいるかもわからない人とチャットをする時の不安感が和らぐので、出せるなら出した方がいいです。
ほとんどのユーザーが顔写真を出しているため、あまり神経質にならなくて大丈夫だと思います。名前に関しても同様です。
顔写真と同じ手順で、審査では本名で登録して、審査合格後にニックネームに変えればOKです。
名前の変更は一度までなので注意が必要ですよ。
友達にバレたくない人向け
日本人の友達にバレるリスクを心配する人もいますが、それも全然大丈夫です。
その理由をコチラの記事で詳しく解説しています。
>>Tandem・HelloTalkで友達にはバレません。安全な理由を解説
Tandemのアカウント登録・作成方法について
Tandemの登録方法についてはこちらの記事で詳しく解説されています。
ここまで読んで、Tandemを始めてみたいと思われた方はこの記事を参考に登録してみてください。
次では具体的なTandemの活用方法について言及しているので、利用前にイメージを明確にするためにぜひご覧ください。
使い方:Tandemで外国語学習を効率化する方法
Tandemは言語交換アプリです。
なので一番の目的は外国語を学ぶこと。そこで、Tandemを使って効率的に学習できるというポイントを解説します。
Tandemで学べることを事前に理解しておくことで、より楽しく学習できると思うのでぜひご覧ください。
- インプット編
- アウトプット編
- 実践編
上記の3つに分けて解説していきます。
【インプット】知らない表現を知れる
Tandemの良いところはインプット・アウトプットの両方ができる点です。インプットとしては、知らない表現が学べます。
海外の人とチャットを通してコミュニケーションをとる中で、最初は単語・スラングなど知らないことだらけでしょう。僕自身、DeepLを使ってばかりでした。
生の英語に触れられるからと、Tandemに興味をもっておられると思いますが、逆にそこが不安な方も多いと思います。
相手の言ってることが理解できるのかな。相手の方に失礼になったりしないかな。ジョークとかもわからないし…
このようなお悩みを解決できる機能として、Tandemには「翻訳機能」があります。
ただし、使える回数は無課金だと1日に3回だけの制限があるため、もっと使いたい場合は課金する必要があります。
【アウトプット】覚えたての知識を実践で試せる
アウトプットしては、覚えたての知識を実践ですぐに試せます。
チャットをするということは、当然こちら側からも相手にメッセージを送ることになります、そんなときに意識すべきことは以下の3点です。
- 覚えた単語・イディオムを積極的に使う
- なんというかわからないものを調べる
- 瞬発的に、できるだけ早く返信する
これら3つのポイントを抑えることで、学習効率を上げることができるので詳しく解説していきます。
覚えた単語・イディオムを積極的に使う
知らない表現には何度も出会います。絵文字ですら、見たことないものばかりでした笑。
しかし「こういうのもあるんだ〜」と思っただけでは覚えられません。新しい表現はすぐに使う(アウトプットする)ことが大切です。
相手の反応もセットにして覚えられるため、知らなかった表現だったものが、1つの「会話の流れ」として記憶に定着します。
何て言うかわからない単語を調べる
日本語で返信が思いついて、英語にうまく訳せないなー
毎回調べてばっかで意味あるのかな…
と、思われる方も多いかも知れませんが、僕は意味があると考えています。
「その場で自分の表現できる英語に置き換える力」を鍛えられないから、毎回調べるのはよくないと思われる方も中にはいるかもしれません。
確かに生のコミュニケーションではいちいち調べることはできないですし、自分の知識で簡単な表現にしていくことは英会話で大切なことです。
実際、僕も最初は「翻訳を使わず、自分の頭でやるぞー」と意気込んでいました。しかし、しばらくして自分の知識の範囲で英語に置き換えていると、こんな壁にぶち当たってしまったんです。
「毎回、同じ表現ばっかり使ってね?」
そうなんです。僕も自分の頭で考えようとはしていましたが、使っている表現を振り返ってみると、受験期に英作文でよく使っていた”if〜,I 〜“と”as 形容詞 as“と”I want to 不定詞“ばかりに…
なので、自分の頭で考える力も鍛えながら、表現を暗記していくことも大事だと思っています。
自分の頭で考えることは絶対的に大事なのですが、その後に「ネイティブがよく使う表現・イディオム・言い回し等はあるのかなー」と調べる、”自分の知識を広げる作業”も大切です。
瞬発的に、できるだけ早く返信する
最後に「瞬発的に返信する」を挙げさせていただきます。これは、アウトプットに特化した英語力の鍛え方です。
文字通り、すぐに返信するということなんですが、Tandemでは海外の人とやりとりをするため、必然的に時差が生じてしまいます。なので、リアルタイムでメッセージをやり取りするという場面はあまり多くありません。
しかし、ここは自分で自分に負荷をかける”自重トレーニング”のようにやることをオススメします。
例えば、 “How are you?”などの簡単な質問に、瞬間的に”本音で”答える練習など。いつも適当に”I’m fine!”でもいいのですが、こういうところから自分の意思を英語にする練習を積むことをオススメします。
「英語がすぐに出てこない」と悩まれている方は『どんどん話すための瞬間英作文』という参考書がオススメです。実際に僕が、30日間毎日やった結果をこちらの記事で解説しています。
>>【実体験】『どんどん話すための瞬間英作文』を1ヶ月やって実感した3つの効果とおすすめの使い方
【実践】電話・ビデオ電話でスピーキング強化
Tandemでは電話・ビデオ電話の機能があります。
ただし、「いきなり英語で電話ってオンライン英会話よりもハードルが高い」と思われる方もいるのではないでしょうか。
>>【厳選10社】初心者向けのおすすめオンライン英会話比較&ランキング
僕は英会話力向上のために「ジャーナリング」をオススメしています。
ジャーナリングについては【失敗しない】英会話力がUPするジャーナリングの効果的なやり方で詳しく解説しています。
ジャーナリングをすることで自分の中にスモールトークが蓄積されるので、実際の会話で全くのゼロから文章を考える場面が減り、気軽に話せるようになります。
ジャーナリングなどにも並行して取り組みながら、少しずつ電話にもチャレンジしてみてくださいね。また、ボイスメッセージを使う方法もあります。
相手の発音を聞き取り、コチラからも返信のボイスメッセージを送るのでリスニング・スピーキングの両方を鍛えられます。また、時間・場所に縛られないという点でもおすすめです。
まとめ:Tandemは楽しく英語の勉強ができる良質アプリ
今回はTandemについて様々な観点から解説しました。みなさんのお役に立てれば幸いです。そして、この記事を読んでTandemを始めようと思われている方はぜひこちらの記事もご覧ください。
良い言語パートナーに出会うには、それなりにたくさんの人と話していく必要があります
しかし、自分のプロフィール写真・文章が魅力的でないと誰も目をくれません。
こちらの話しかけられやすくなるプロフィールの作り方の記事では、魅力的なプロフィールの作り方を解説しているので、これを参考に作るのがおすすめです。
他にも、既読スルーされない話しかけ方を解説した記事もあります。そして、チャットをどうやって続けていけばいいか分からないという人は、こちらの記事が参考になります。