「英語日記(ジャーナリング)」という勉強法を聞きました。どういった学習法かわかりませんが、効率的に英会話が習得できるなら始めたいです。
このようなお悩みを解決します。
今回は、英会話力のUPするジャーナリングのやり方を解説します。
英語で日記を書く習慣(ジャーナリング)を身につければ、英会話の上達スピードがぐんと上がります。最近、英会話力が伸び悩んでいると悩まれている方は、ぜひ最後までご覧ください。
はじめに:「英語日記」「ジャーナリング」とは
まずは、英語日記・ジャーナリングとは何かということを解説します。
ジャーナリングとは「日記」のことです。ただし、単純に日記を英語で書くというものでもありません。
僕が行っているジャーナリングは「何かテーマを決めてそのことについて英語で書く」というもので、最終目標が英会話上達にあります。
イメージは、初対面の相手と話すときによく出る話題の”台本”をあらかじめ作っておくといった感じです。
出身地を答えたときに、そこの名産や有名な観光地なども同時に英語で伝えられるだけで、初対面の人との会話の深みが増します。
英会話の準備をすることは決して悪いことではありません。
お互いが心地よくコミュニケーションを取るためには、むしろ準備をしっかりしておきましょう。
そんなジャーナリングですが、やり方を間違えると効果は半減してしまいます。
一人ひとりに適した方法は異なりますが、僕の行き着いた最終的なやり方を次で解説するので参考にしてみてください。
ジャーナリングのやり方・手順【Hapa英会話を参考にしています】
ここからは、ジャーナリングの方法を解説します。その手順がこちら。
- テーマに沿って日本語を書く
- 英語訳を自分でライティング
- ネイティブに添削を受ける
- 音読をして、暗記する
ひとつずつ見ていきましょう。
STEP①:テーマに沿って日本語で文を書く(3〜5文程度)
まず、設定したテーマの内容を”日本語”で書きます。
ここでのポイントは、自分の本当に言いたいことをそのまま表現するために、慣れ親しんだ日本語を使って文章を書くことです。
最初から自分の言いたいことを英語で書こうとするとなかなかペンが進みませんが、母国語ならすらすらかけるはず。
「自分が言いたいこと」を書くためにも、最初は母国語である日本語を使いましょう。
最終的にはジャーナリングで書いた内容を英語で暗唱できるようになることです。そのために音読&オンライン英会話でアウトプットします。
また、文の数は3つぐらいからスタートしてください。慣れてきたら増やしていきましょう。
いきなり負荷を上げすぎるのは禁物です。無理せず、継続することを重視しましょう。
STEP②:書いた日本語を英語にする
次に、STEP①で書いた日本語を英語にしていきます。
自分の英語力の範囲内で構わないので、できるだけ伝えたい内容をそのまま表現することを心がけましょう。
この段階では辞書やネットで単語などは調べず、わからないことがあればどこかにメモしておいてください。書き終わった後に調べるるのがおすすめです。
自分の脳から知識を絞り出す感じで頑張ると、その後の記憶の定着度が良くなります。
ChatGPTを使ったほうが早いかもしれませんが、英作文力を鍛えるためにも自分の頭でじっくり考えましょう。
STEP③:添削を受ける
ライティングが終わったら添削を受けます。
添削は自分の英文とネイティブの自然な表現との差を埋める作業です。間違った英文を暗唱できるようになっても意味がないので、必ず行うべきステップになります。
有料サービスなら「アイディー」がおすすめ。
プロの添削を格安で受けられるので、効率よく正しい英語を学びたい方はぜひご利用ください。
お金をかけたくないという方は、無料で英語ネイティブから添削を受ける”ある方法”を実践してみてください。
添削段階では、ChatGPTなどのAIツールを使うのも効果的ですよ。
STEP④:音読をして、暗記する
最後に完成した文章を音読します。
「英会話で使用する」という最終目標を叶えるために、添削された上質な英文を自分の頭に落とし込む必要があるからです。
ただし、僕はいつもこのステップを次の日の朝に行っています。そして、朝の音読が終わった後に、次のジャーナリングの日本語を書き始めます。
朝に音読する理由にこれといったものはないので、みなさんがやりやすいタイミングで音読をしてください。
テーマに沿った内容の文章を日本語で書き、英語に訳す。添削を受けた後は、それを音読し暗唱できるようになるまで音読しよう。
英語ジャーナリングの効果は?【英会話が円滑に進められます】
本記事で紹介したジャーナリングには「スモールトークを作る」という目的があります。
初対面の外国人と話すテーマには、ある程度のパターンがありますよね。出身地を訪ねて、職業、趣味について深ぼる…といった具合に。
ジャーナリングを習慣化すれば、このような定番のトークテーマに対応できるようになります。
即興で話せるのが一番ですが、日本語でも自己紹介を頭の中で考えたりしますよね。それと同じです。
ジャーナリングを毎日コツコツ積み重ねていくことは、英会話を話す基礎の部分でとても役に立ちます。
スモールトークを増やしても、そもそも英語を使う場所がないんですが…
このようなお悩みがある方は、海外の人と無料でチャット・電話ができる「言語交換アプリ」から始めてみてはいかがでしょうか。
オススメは「HelloTalk」か「Tandem」です。こちらの記事でそれぞれについて詳しく解説しているので、気になる方はご覧ください。
テーマ選び:ジャーナリングにおすすめのトピック10選
ここまで読んで「明日からジャーナリング始めるぞー」と意気込まれている方に、計10個のジャーナリングテーマを差し上げます。
- 好きな有名人
- 好きな本
- 好きな食べ物
- 好きなスポーツ
- 好きな映画
- 好きな場所・国
- 好きな動物
- 自分の趣味
- Hometownについて
- モーニングルーティン
最初は「自分の好きな○○」についてのテーマが書きやすいと思います。
なにより、実践の英会話でも頻出のテーマなのでオススメです。
他にも56個のジャーナリングテーマを【もう困らない】英語ジャーナリングに使えるテーマ・トピックを56個集めましたで紹介しているので、参考までにご覧ください。
まとめ:初心者こそジャーナリングで英会話力を伸ばそう
今回は、英会話力をあげるジャーナリングの方法を紹介しました。
ここで紹介したものだけが正しい方法ではないので、みなさん自身に合ったオリジナルのやり方を探してみてください。
スモールトークをインプットできたら、次はそれをアウトプットする練習をしてください。
おすすめの方法は、記事途中でも紹介した「言語交換アプリ」と「オンライン英会話」です。
オンライン英会話は多くのサービスで無料体験をやっているので、自分に合うものを探してみてください。